「小選挙区公認」を巡る権力闘争の可能性について
2024年 10月 02日
権力闘争とは、革命実現を前提とする政治用語である関係で、当該動画閲覧者の一人が、動画コメント欄にて長谷川幸洋を「この人は左翼(だった人)」と批評し、長谷川幸洋は反発している。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
【公認問題が引き金を引く!?自民党の大分裂】『権力闘争 衆院解散』
https://www.youtube.com/watch?v=HmMCedlGFS8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E9%97%98%E4%BA%89
革命を成就させる際に、その障壁として立ちはだかるのが、警察に代表される国家権力である。暴動やゲリラ活動(テロ)によって直接的に国家権力と対峙するのも一つの方法であるが、日常の活動においても国家権力をできるだけ弱体化させる必要がある。これが「対権力闘争」である。
△△△ 引用終了 △△△
同様の視点から、最悪の場合、公認を巡る自民党執行部と高市支持派の間で修復不可能な対立が起きることが懸念される。
が、いろいろ調べた結果となるが、下記①~③の三つの理由から、最悪の事態は、起きそうで起きないと予想する。
②意外に筋を通すことが知られている、政界きっての苦労人、森山幹事長が番頭格として君臨している限り、党を割るような結果となるとは考えにくい。
③萩生田発言(自民党執行部が高市の処遇を間違えたこと、第二次安倍政権発足時、決戦投票で敗れた石破茂を幹事長で処遇した事例との比較)を根拠に、自民党執行部は、高市支持派潰しを公然としにくくなった。
①は敢えて説明するまでもない。
②については、森山幹事長という政治家がどういうタイプなのか、今一つわからない点があるものの、利害関係調整役としてこの人に匹敵する人はいない可能性がある。
さらに、森山幹事長はたたき上げの政治家で政界きっての苦労人。郵政問題で反旗を翻し、その後無所属で戦い自民に復党、自民党の要職を歴任しつつ信頼を勝ち取り、党内にて実力者と認識されるまでになり、階段を一つ一つ上り今回の総裁選を経て幹事長ポストを手に入れた。政治信条的には、Wikipedia情報から安倍晋三に近いようだ。
一言で言うと、安倍晋三の政治信条に近い政治家が、なぜか左翼短命政権と揶揄される石破内閣の幹事長の座を射止めたことになる。
このような方が幹事長で居る限り、(政治信条的に安倍晋三に近い高市支持派潰しを狙いとする)党内の内紛は避けられるというか、表明化させない気がする。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E8%A3%95
2017年から歴代最長の4年に渡り国会対策委員長を務め、硬軟織り交ぜた国会運営を通じてその力量が広く知られるようになった[24]。菅政権においてはその影響力の高まりに対し、「(二階)幹事長に継ぐ実力者になっている」と不満が漏れるほどだったとされる[25]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E8%A3%95
2017年8月3日、内閣改造に伴う党人事で自由民主党国会対策委員長に就任[13]
2021年10月14日、自由民主党国会対策委員長を退任。在任期間は歴代最長の1534日であった[14]。
2021年11月、自由民主党総務会長代行に就任[17][18]。
2021年12月16日、落選した石原に代わり、近未来政治研究会の会長に就任。これにより、石原派は森山派に衣替えした[19]。
2022年3月30日、全国治水砂防協会会長に就任[20]。同年8月10日の党役員人事により自由民主党選挙対策委員長に就任[21]。
2023年9月13日、自由民主党総務会長に就任[22]。
2024年9月30日、自由民主党幹事長に就任[23]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E8%A3%95
政策・主張
選択的夫婦別姓制度の導入に反対[30]。
日本国憲法第9条の改正、集団的自衛権の行使に賛成[31]。
原子力規制委員会の新基準を満たした原子力発電所の再稼働に賛成[32]。
日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に反対[32]。
日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」としている[32]。
女性宮家の創設に反対[32]。
村山談話、河野談話の見直しに賛成[31]。
特定秘密保護法に賛成[31]。
△△△ 引用終了 △△△
③については、高市を幹事長にすべきだったとする萩生田の主張は、自民党支持層、特に高市支持派からみて説得力がある。
自民党執行部が、高市支持派の公認に関し、高市支持派潰しを目的とする謀略・仕掛けを防ぐ狙いがあるように思う。
萩生田氏「挙党一致なら幹事長に高市氏を」 首相人事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01D910R01C24A0000000/
長谷川幸洋の分析が間違っているとは言うつもりはないが、政治に長く関わっていたにしては、政界の苦労人かつ実力者である森山裕幹事長の人となりを知らず(調べず、分析せず)、左翼政治思想丸出しで面白がって語り(中立的ではなく、面白そうな展開になってきたと言わんばかりの雰囲気で語っていることを指す)、「権力闘争」という言葉を連発することは、ジャーナリストとしていかがなものかと思う次第である。